台本を書くとアニメーションができる

TVMLエンジンスクラッチ開発を始めた

TVMLのエンジンをUnity5で新規にスクラッチで作り始めた。ほとんど、いや、完全に趣味である。

始めたきっかけだが、学校の授業でClean codeっていう「いかにきれいなコードを書くか」という、自分におよそふさわしくないテーマで講義をしているのだが、そこで使うちょっとした課題を作ったのが始まりだった。昔作ったキャラを引っ張り出してきて、Unity5の上に登場させ、ごく基本的なアニメーションをC#で書いて仕込んだ。このコードを学生に渡し、コードをきれいにしなさい、とやったわけだ。A4でほんの一枚以下のC#のコードだ。

キャラが動いて声を発するのが面白くて、ちょこっといじってこんなのを作った。

 

 

このコードはひと月ほど放置されていたのだが、ちょっとヒマができた時になんとなく取り出し、以前に買っておいた、Unity5で動くTTS(音声合成)と自動リップシンクソフトをやはり引っ張り出し、つないで、セリフをしゃべらせてみた。

コードに打ち込んだセリフをこいつが初めてしゃべったとき、思わず微笑んでしまった。すぐに、およそ20年近く前、同じようなCGキャラが初めて合成音でしゃべったときのことがフラッシュバックした。あれが最初の感動だったな、と思い、しばらく感慨にふけった。

と、まあ、そういうわけで、ヒマができたときだけ、非常にノロノロと、このコードをあれこれいじり始め、いろいろ考えてはみたのだが、結局、このままTVMLエンジンをゼロから作ってみるか、と思うようになった。そして、今に至る。

当面、ビジョンは無い。途中で放置する可能性も大である。というわけだが、自分はなぐさみで文を書くのも趣味なのでこのようなブログとともに開発してみようかな、と思っているのである。